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情報通信の現場を支える多機能ソリューション

AEPジャパンは、世界的なマリンパーツ供給企業として知られる一方で、情報配線システムの品質向上を支える優れた測定器を取り扱っています。特に、ケーブルテスターやネットワークアシスタント製品は、最新の技術を駆使し、迅速かつ正確な測定を可能にします。これにより、データセンターや通信インフラの構築・保守を効率化し、信頼性を高めるサポートを提供します。

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高性能ネットワークテスト & ケーブル認証ソリューション

ネットワークの性能を最大化し、信頼性を確保するには、最先端のテストツールが不可欠です。AEPジャパンのTestPro CV100とネットワークサービスアシスタント（NSA）は、現場作業の効率化と高精度なネットワーク管理を実現する革新的なソリューションを提供します。

以下では、それぞれの製品の特長と活用シナリオをご紹介。スマートビルディング、エンタープライズネットワーク、IoT環境など、多様な用途に対応するTestPro CV100とNSAが、どのようにネットワーク課題を解決するかをぜひご確認ください。

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TestPro

TestPro CV100: クラウド対応の次世代多機能ケーブル認証テスター

TestPro CV100は、現代のネットワーク環境における複雑なテスト要件を効率的に解決する多機能ケーブル認証テスターです。メタル線、光ファイバー、シングルペアイーサネット（SPE）、Power over Ethernet（PoE）検証を1台で網羅し、スマートビルディングやエンタープライズネットワークの管理において時間とコストを削減しながら、正確かつ信頼性の高い結果を提供します。

主要機能と特長

1. メタル認証と光ファイバー認証

メタル認証:

Cat5eからCat8.2まで対応し、最大40Gbpsのネットワーク速度をサポート。ANSI/TIA 1152-AやISO規格に準拠した精密なテストで、確実な結果を保証します。

TestProのオートテスト機能は、ワンボタン操作でTIA/ISO規格準拠に必要なすべてのテストを実行します。さらに、TCL（横方向変換損失）やその他の追加パラメータの測定も可能です。また、ペア間およびワイヤ間の抵抗不平衡テストを含む包括的なDC測定を提供します。

オートテストの主な機能：

  • シールド不連続性の確認
  • NEXT（近端漏話損失）やリターン損失の時間領域測定
  • 障害までの距離を示すプロットの作成

TestProは、Cat6Aチャネルまたはパーマネントリンクのすべてのテストをわずか6秒で完了します。

結果の保存と共有
オートテストの結果はメモリに保存され、付属のテストデータプロ結果管理ソフトウェアまたはテストデータプロクラウドを利用して、共同作業、文書化、レポート作成に活用できます。

Cat6Aチャネル試験の認証テスト
測定結果サマリー画面例:

ケーブル長、遅延、DC抵抗、NEXT（近端漏話損失）、RL（反射損失）などの主要パラメータをリアルタイムで測定し、ケーブル性能を即座に評価可能。迅速な診断により、ネットワークの信頼性を確保し、効率的なトラブルシューティングをサポート。

DC抵抗アンバランス測定結果画面例：

ペアごとのDC抵抗値を詳細に表示し、ループ抵抗、ペア内・ペア間のアンバランス抵抗の測定結果をリミット値と比較。ケーブルの品質を迅速に評価し、PoE伝送への影響を確認可能。

TCLの測定結果画面例：

各ペアのTCL（Transverse Conversion Loss）測定値、最悪マージン値、および該当周波数を表示。ケーブルのノイズ耐性評価やバランス特性の確認に活用可能。

ワイヤマップ表示画面例：

各ペアの接続状態を視覚的に表示し、断線や誤接続の位置を特定。ケーブル全長（28.8m）や問題箇所の距離（13.6m）を明示し、迅速なトラブルシューティングをサポート。ネットワークの安定性向上に貢献する正確な診断が可能。

NEXTロケーターグラフ表示画面例：

近端漏話（NEXT）損失を距離ごとにグラフ化し、ケーブルの性能を可視化。ペア12-36の最悪NEXT測定データ（0.3m地点）を特定し、問題のある接続箇所を迅速に診断。NEXT測定を活用し、効率的なトラブルシューティングをサポート。

光ファイバー認証:

Tier-1およびTier-2認証に対応し、シングルモードおよびマルチモード光ファイバーの損失や遅延を正確に測定。OTDR（光パルス測定）を活用し、障害箇所を迅速に特定できます。

TestProは、業界標準に準拠したTier-1認証を提供し、マルチモードおよびシングルモードファイバーの敷設に対応したカスタマイズ可能な制限を設定できます。

これらのアダプタには以下の機能が含まれます：

  • ファイバー破損を迅速に検知する統合型VFL
  • ハイブリッドパワードファイバーの電圧測定およびDCループ抵抗測定用の統合型メタル接続ポート

また、TestProエンハンスキット（TestPro-K51、TestPro-K61）には、ファイバーインスペクションスコープが標準付属しています。

新しいシンプレックスオートテスト機能
単一ストランドのファイバーリンクにおける光損失テストを保存可能な新機能を搭載しています。

電源付きファイバーの展開での活用
TestProのファイバーダプタは、光ファイバーケーブルの認証に加え、以下の測定も可能です：

  • メタル線ペアの抵抗測定：設置後の完全性を確認
  • 電圧測定：カメラ、無線アクセスポイント、PoEエクステンダーなどリモートデバイスに電力を供給する電圧を確認

これにより、技術者は必要なすべてのテスト機能を1台で実現できます。さらに、AD-NET-CABLEアダプタを使用することで、実際のPoE負荷を測定し、ネットワークトポロジーのさまざまなポイントでの検証やトラブルシューティングが可能です。TestProは、強力で包括的なソリューションを提供します。

ハイブリッドパワードファイバーの測定結果画面例：

電力供給とデータ通信を単一ケーブルで実現するハイブリッドパワードファイバーの性能を評価。ケーブル長（32.1m）、遅延（159.9ns）、抵抗値（0.50Ω） に加え、850nm / 1300nm波長でのマージン値（0.8dB / 0.7dB） を表示。標準規格への適合性や、実際の使用環境での安定性を確認。

ファイバー認証テストのメイン画面:

送信（Tx）・受信（Rx） 状態をリアルタイムで確認し、DC電圧 をモニタリング。オートテスト、ツール、プロファイル管理 を活用し、ファイバーリンク の状態を素早く診断。適切な測定と解析 により、ネットワークの安定運用 をサポート。

ネットワークリミット確認画面例:

光ファイバーリンク が各種 ネットワーク規格（ATM 155 Mbit/s、ATM 52 Mbit/s、FDDI PMD、Fibre Channel など）に適合しているかを視覚的に確認可能。緑色のチェックマーク で合格判定を表示し、適合性評価 を迅速に実施。ネットワークの信頼性を確認できます。

OTDR（光反射減衰測定）トレース画面例:

光ファイバーリンクの距離、減衰（Loss）、反射（Reflect） を測定し、視覚的にプロット。距離ごとの詳細な測定結果 を表示し、リンクの品質評価や異常箇所の特定 に活用可能。OTDRのトレース機能を活用して、効率的なファイバー診断 をサポート。

2. マルチギガビットリンク速度テスト

マルチギガ リンクスピード認定 (Multi-Gig Link Speed Qualification):

TestProは、高性能イーサネット標準である1 / 2.5 / 5 / 10GBASE-Tケーブルリンクの検証に対応しています。エンドツーエンドの信号対雑音比（SNR）測定により、ネットワーク負荷条件下でのリンクパフォーマンスを迅速かつ客観的に評価します。さらに、TestProのオートテスト機能は、ケーブルリンクが目的のネットワーク速度をサポートしているかを確認する最も簡単な方法です。

IoTデバイスとリンク速度認定の重要性

ワイヤレス・アクセス・ポイント（AP）は、現在最も普及しているIoTデバイスの1つです。特に、802.11ac Wave 2ワイヤレスAPは最大性能を発揮するために2.5および5 GigEのバックボーン速度が求められます。また、これらのデバイスはPoE電源を搭載し、リンク速度の性質上、4つのペア全てが終端される必要があります。

TestProは以下の認定機能を提供します：

  • TIA規格に準拠したケーブルインフラストラクチャの認証
  • 1 / 2.5 / 5 / 10GigEに特有のIEEE 802.3bz準拠のリンク速度検証
  • **90WまでのIEEE 802.3bt PoE++**に準拠したロード条件下でのPoE検証
  • DC抵抗測定を含む高精度テスト

TestProの機能により、現代のIoTデバイスや高性能ネットワークへの適応を保証し、信頼性の高いインフラストラクチャの構築を支援します。

マルチギガビットリンクのスピード検証結果画面:

ペアごとの信号対雑音比（SNR） と 受信電力（Rx Power） を表示し、2.5G接続の品質を評価。SNR測定を活用し、各リンクの信頼性やノイズの影響を可視化。効率的なスピード検証をサポートする Autotest機能やツールオプション が選択可能。

マルチギガビットリンクのヘッドルーム詳細画面例:

ケーブルリンクの信号対雑音比（SNR）マージンを詳細に表示し、10G、5G、2.5G の各速度での値を確認可能。リンクの健全性を評価し、適切なSNRマージンを確保するための情報を提供。

マルチギガビットおよびPoE（Power over Ethernet）の性能評価画面例:

ケーブルリンクの長さ、PSE（Power Source Equipment）の種類、PD（Powered Device）のクラス、電圧・電流（V/I）、実消費電力（RealPower） を表示。PoE負荷に対応したリンク性能を可視化し、迅速な検証をサポート。

3. Power Over Ethernet (PoE) 検証

PoE (Power Over Ethernet):

TestProとネットワークサービスアシスタント（NSA）は、最大90WのPoE（Power Over Ethernet）展開を検証するための包括的なテスト機能を提供します。これらのデバイスは、UPoEおよびすべてのPoE標準（802.3af/at/bt）に対応し、PoEソースを実際の負荷接続を用いてテストします。さらに、TestProとNSAは、内部および外部負荷テストを継続的に行い、PoEリンクがサポートできる最大電力を迅速に検証します。また、ケーブルインストールがPoEデバイスを正常に動作させるために必要な電力を確保しているかを確認する能力も備えています。

  • IEEE802.3af/at/btおよびUPoE規格に準拠。
  • 電圧・電流・電力を詳細にレポートし、持続的な負荷テストで問題箇所を特定。
  • 現場での迅速なPoEデバイス検証をサポート。

PoE動作テストとケーブル評価

TestProおよびNSAは、PoEテストの他にも最新のTIA 1152A標準に従い、DC抵抗アンバランスパラメータに基づいたケーブルリンクの特性評価を可能にします。このテストは、以下の方法で実行できます：

  • 一回限りのテストとしても実施
  • TestProのケーブル認証テストやNSAのQualification+ / Certi-Liteテストにも含めて実行

TestProでは、標準的な認証パラメータを含むすべてのテストをわずか6秒で実施できます。

PoEテスト画面例：

最大90W対応の802.3bt規格を選択し、電圧、電流、PSEタイプ、PDクラス、使用ケーブルペア などの詳細情報を一目で確認可能。テスト結果をもとに、割り当てられた電力を迅速に検証。

PoE規格選択画面例：

802.3bt（90W）、802.3af（15.4W）、UPoE（60W） など、対応するPoE規格を簡単に選択可能。テスト要件に応じた適切な規格を指定し、迅速に検証を開始。

PoE負荷試験画面例：

電圧（51.49V）、電流（1.31A）、実効電力（67.20W） を表示。負荷を10W単位で調整可能 で、PoEリンクの性能と安定性を評価。

PoE外部負荷試験の測定結果画面：

電圧（51.66V）、電流（1.30A）、実電力（67.28W） を測定し、PoE供給の安定性を評価。さらに、各ペアの信号対雑音比（SNR）と受信電力（Rx Power） を詳細に確認し、リンク品質と伝送性能を可視化。

4. シングルペアイーサネット（SPE）対応

シングルペアイーサネット（SPE）は、IoTセンサーやデバイス接続に急速に普及しています。TestProは、SPEのテストを可能にする初のケーブル認証ツールで、TIA568.5 SPE規格やIEEE 10BASE-T1L仕様に準拠した認証テストを実施します。

主要機能

  • テスト範囲：100kHz～20MHz（20kHz単位でステップ測定）
  • 最大1kmの通信距離をサポートし、IoTや産業ネットワーク向けに最適化。
  • 測定項目：ワイヤーマップ、DC抵抗、リターンロス、挿入損失、TCL（オプション）、長さ（最大1,500m）、遅延
  • 結果管理：合否結果の保存・表示・PDF出力（TestDataProソフトウェア対応）
  • TIA 568.5およびIEC 63171規格に準拠したフィールドテスト機能を提供。

対応アダプタ
6317.1（LC）、63171.6、GG45用ブレークアウトアダプタ、TE MATENet、Rosenbergerなど、多様なSPEテストアダプタが利用可能です。

SPEプロジェクト設定画面：

10BASE-T1L STP 1000m の測定に対応したプロファイル設定画面。T568Bテストオプション、Harting SPEケーブル、Simple Labelスキーム を選択し、SPE（Single Pair Ethernet）接続の試験環境をセットアップ。

ケーブルテスト結果のサマリー画面例：

ケーブル長20.0m、遅延77.0ns、DC抵抗5.1Ω、反射損失（RL）9.2dB、挿入損失（IL）9.7dB を測定。すべての値が規格内に収まり、合格判定（PASS）を表示。

10BASE-T1L STP 1000mのワイヤーマップ表示例：

ケーブル長 20.0m を測定し、メインとリモートテスター間の全ペア接続が正常であることを確認。配線の誤接続や断線がなく、合格判定（PASS）を表示。

DC抵抗測定結果画面例：

ペア 12 の DC 抵抗値は 5.079Ω で、リミット値 47.660Ω を大幅に下回り、基準を満たした合格結果。ケーブルのループ抵抗が良好であることを確認。

SPEケーブル認証レポート

SPEケーブル認証レポート例

10BASE-T1L STP 1000m 規格に基づくテスト結果を表示。ケーブル長、DCループ抵抗 などが基準内で合格し、挿入損失（Insertion Loss）、リターンロス（Return Loss） も許容範囲内。全測定項目が基準を満たし、最終結果は「Pass」。

5. 使いやすさと柔軟性

TestPro CV100は、現場作業を効率化するために設計された直感的な操作性と柔軟性を備えています。以下の特長で、どのような作業環境でも高いパフォーマンスを発揮します。

ホットスワップ対応アダプター
  • 必要なテストアダプターを簡単に交換可能。
  • アダプター交換時には利用可能なテスト機能が自動調整され、操作の煩雑さを軽減。
耐衝撃設計
  • 高密度のゴム製ハウジングにより、過酷な環境下でも耐久性を発揮。
  • 自立用スタンドを活用し、設置場所に応じた柔軟な運用が可能。
多言語対応
  • テスト結果やディスプレイ表示を日本語を含む多言語で対応。
  • 国内外の現場での利用や、グローバルチームとの連携に最適。
直感的な操作性
  • 5インチタッチスクリーンを採用し、視認性と操作性を向上。
  • ホットキー機能で頻繁に使用する操作に即座にアクセス。

6. TestDataProによる革新的なデータ管理

TestPro CV100は、現場でのデータ管理と共有を簡単に行える革新的なソリューションを提供します。

PCソフトウェア: TestDataPro

TestDataProは、TestProおよびNSA（ネットワークサービスアシスタント）向けの標準装備ソフトウェアで、テスト結果の管理、分析、レポート作成を簡単に行えるPCベースのツールです。テスト結果の効率的な管理と詳細な分析を実現する強力なソリューションです。

主な機能

  1. プロジェクト管理と分類
    • テスト結果をプロジェクトごとに整理・分類。
    • PDFレポート生成機能。
    • メタル線、光ファイバー、SNR/PoEテスト結果を1つのレポートにまとめ可能。
  2. 再認証機能
    • 再テスト不要で条件を変更して再認証可能。
    • 例:
      • Cat5eからCat6Aへの再認証。
      • Cat6AをTCLやELTCTLのオプション付きで再認証。
  3. 分析機能
    • テスト結果のグループ化や傾向分析が可能。
    • パラメータ例: NEXT、IL、RL、光損失テストマージン。
    • フィルタリングによる詳細なデータ調査（オペレーター、プロジェクト、プロファイルごと）。
  4. プロジェクト間の比較
    • 複数のプロジェクトをタブで開き、コピー＆ペーストでデータを統合可能。

アップロード方法

  • USB接続：TestProからPCへ直接転送。
  • ポータブルドライブ：USB経由でファイル転送。
  • クラウド利用：遠隔地からアップロードされたデータをダウンロード。
TestDataProテスト結果管理例

この画面は、複数のプロジェクトやロケーションのテスト結果 を一覧表示し、合否結果 を明確に示します。主要な測定項目として、挿入損失（Insertion Loss）、リターンロス（Return Loss）、NEXT、TCL、ACRF などのパラメータをグラフ化し、詳細な分析が可能。さらに、使用ケーブルやプロファイル設定 も記載されており、テスト条件の確認に役立ちます。

7. クラウド対応: TestDataPro Cloud

テストデータプロ クラウドは、現場の TestPro や ネットワークサービスアシスタント（NSA） からテスト結果をクラウドに転送できる無料サービスです。有線や無線ネットワーク接続（携帯電話のホットスポット接続など）を通じて、テスターで簡単にネットワークに接続可能です。

主な機能:
  • テスト結果の管理
    現場でのテスト結果をクラウドに転送し、プロジェクト全体を通じて進捗を記録。結果はすぐに確認可能で、マネージャーが進捗状況を把握できます。
  • レポート生成と共有
    テスト結果を含む PDF レポートをクラウド上で生成、閲覧、ダウンロード、印刷が可能。クラウドから直接電子メールでレポートやファイルを送信できます。
詳細な機能を利用する場合:

クラウドの結果を テストデータプロ PC ソフトウェア に転送すると、以下の高度な機能を利用できます：

  • 詳細分析
    RL/NEXTやシールドTDRトレースの測定プロットなど、テスト結果の詳細を可視化。現場での問題解析や工場の監督者による支援が可能です。
  • カスタマイズと修正
    ラベルID、プロジェクト名、オペレーター名などを編集し、エラーを修正できます。
  • 論理的な階層ビュー
    テスト結果をプロジェクト単位で整理し、論理的に表示します。

【Wi-Fi接続について】
Wi-Fi接続には、Edimax EW-7822ULC USB-WiFiアダプター（Amazon等で購入可能）が必要です。

TestDataPro クラウド画面例

8. 用途と活用例

TestPro CV100は、多岐にわたる業界や用途での作業効率を向上させ、信頼性の高い結果を提供します。

エンタープライズネットワーク
  • データセンターやオフィスでのネットワークパフォーマンスを最適化。
  • PoEデバイスの迅速な検証とリンク速度の測定を実現。
スマートビルディング
  • ネットワークリンクやPoEデバイスの信頼性を確保し、効率的な検証をサポート。
ケーブル施工業者
  • ケーブル認証、トラブルシューティング、ネットワーク調査を迅速に実施。
  • クライアント向けの高精度なレポートを提供。
IoTデバイスの展開
  • シングルペアイーサネット（SPE）対応で、長距離通信が求められるIoT環境に対応。
  • スマートグリッドや産業ネットワークでも活躍。
教育機関や研修プログラム
  • 多言語対応と直感的な操作性により、教育現場での基礎から応用までのトレーニングに最適。

9. TestPro CV100が選ばれる理由

TestPro CV100 — 次世代を担う革新的なケーブル認証テスター

TestPro CV100は、多機能性・操作性・柔軟性を極めた最先端のケーブル認証テスターです。エンタープライズネットワーク、スマートビルディング、IoTデバイスの導入など、あらゆる分野に対応。

作業効率を飛躍的に向上させ、業界の多様なニーズに応える究極のソリューションを提供します。

詳しい情報やデモンストレーションをご希望の方は、AEPジャパン株式会社までお気軽にお問い合わせください。

ネットワークサービスアシスタント

本ページでは、NSAの特長と活用シナリオを解説し、なぜこのツールがネットワーク管理に欠かせないのかをお伝えします。企業のIT部門やフィールドエンジニアの課題を解決する次世代のテストツールをご確認ください。

ネットワークの信頼性を確保する新世代のテストツール（NSA）とは？

ネットワーク最適化の新基準 – Network Service Assistant（NSA）

企業のITインフラにおけるネットワーク接続の重要性が増す中、従来のネットワーク資格（Qualification）と認証（Certification）の間に存在するギャップを埋める新しいテストツールが求められています。このニーズに応えるのが、AEMの 「ネットワークサービスアシスタント（NSA）」 です。

NSAは、ネットワーク診断、ケーブルテスト、PoE検証、光ファイバーテストを1台で完結できる多機能ハイブリッドテスターです。 エンタープライズネットワーク、スマートビルディング、IoTインフラの構築や保守に最適なツールとして、業務効率を向上させ、コストを削減する革新的なソリューションを提供します。

また、NSAは業界初の 「Qualification+」 対応ツールとして登場し、プロ仕様のケーブルテスト機能を手頃な価格で提供。企業のIT部門が、ネットワークの品質と信頼性を確保するための最適な選択肢です。

さらに、NSA独自の 「Certi-Lite」 機能により、従来の資格テストを超えた高度な測定が可能。この「+」が意味する圧倒的なパフォーマンスと付加価値について、詳しくご紹介します。

特長

NSA（ネットワークサービスアシスタント）は、業界で高く評価されるQualification+テスターであり、Certi-Liteテクノロジーを搭載した革新的なソリューションです。

Certi-LiteはANSI/TIA 1152-A準拠のシングルエンドケーブルテストを実行し、双方向認証で使用される多くのパラメータを測定可能。従来の認証装置と比べ、はるかに低コスト（数分の1の価格）で導入できる点が大きなメリットです。

NSAが選ばれる理由

✅ シングルエンドテスト

  • ANSI/TIA-1152-A規格準拠
  • Cat3～Cat6Aケーブル対応
  • 合否判定と詳細なレポート生成

✅ コスト削減

  • 双方向認証不要
  • 高精度な評価を低コストで実現

誰に最適か？

NSAは、システムインテグレーター、ケーブル請負業者、IT部門など、有線・無線ネットワークの詳細な診断が必要なプロフェッショナルにとって、信頼性の高い測定と優れたコストパフォーマンスを提供します。

NSA（Network Service Assistant）の主要機能と活用シナリオ

NSAは、ネットワークの信頼性を向上させ、業務効率を最大化するために開発された多機能ハイブリッドテスターです。以下では、NSAが提供する主要機能と、それぞれの活用シナリオについて詳しくご紹介します。

これまでにご説明したNSAの特長や利点を踏まえ、具体的な機能がどのように活用されるのかを確認してください。スマートビルディング、エンタープライズネットワーク、IoTインフラなど、さまざまなシーンでNSAがどのように役立つのかを詳しく解説します。

1. 高精度ケーブルテスト（Certi-Lite機能）

Certi-Lite: シンプルかつ高精度なケーブルテストソリューション

Certi-Liteは、ANSI/TIA 1152-Aに準拠し、CAT3～CAT6Aのシングルエンドケーブルテストを実行。合格/不合格のシンプルな表示で、ケーブルリンクの整合性を保証し、ユーザーの要件をサポートします。

NSAは、リモートエンドに小型のパッシブ終端器を使用することでテストを実施。これにより、従来のケーブル認証装置と比較して、大幅なコスト削減が可能です。

Certi-Liteは認証試験の代替となるか？

デュアルエンド（双方向）の認証が不要な場合、NSAのCerti-Lite機能は、新しいアプリケーション適用可否の評価に最適なツールです。特に、PoEを多用するスマートビルディング向けに、低コストで導入できる点が大きなメリットです。

Certi-Liteが最適なシナリオ:
✔ CAT6Aなどの規格要件に対する既存ケーブルの性能評価
✔ ネットワーク接続性やリンク速度の問題を診断（トラブルシューティング）
✔ ケーブルプラントの性能を文書化し、記録として管理
✔ 移動・追加・変更（MAC: Moves, Adds, Changes）時の検証

データ管理とレポート出力

テスト結果は、有線または無線接続を介してTestDataPro Cloudに送信可能。さらに、PCベースのTestDataProソフトウェアにアップロードし、詳細な管理・分析を行うこともできます。

表示画面例

表示画面例：＊ すべてのディスプレイ表示は『日本語』表示が可能です

Certi-Liteは、CAT3からCAT6AまでのシングルエンドのANSI/TIA-1152-A準拠のチャネルテストを提供し、合格/不合格を明確に示し、詳細なテストレポートを提供します。

Certi-Lite TIA - Cat 6A チャネルテスト結果例

NSAのCerti-Lite機能 により、ケーブル長（45.6m）、遅延（239.0ns）、DC抵抗（5.8Ω）、NEXT（6.3dB）、RL（6.5dB）、IL（1.6dB）、PSNEXT（7.1dB） などの測定結果を表示。総合テスト結果が合格（PASS） であることを明示し、ケーブル性能を評価可能。

Certi-Lite ケーブルテスト結果例

NSAのCerti-Lite機能によるケーブル診断結果。4-5ペアは13.9m地点でオープン（断線）し、7-8ペアは12.9m地点で短絡（ショート） していることを示しています。問題箇所の正確な特定により、迅速なトラブルシューティングをサポート。

Certi-Lite ネットワーク適合性テスト結果例

NSAのCerti-Lite機能によるネットワーク適合性テストの結果を表示。10BASE-Tから10GBASE-Tまでの幅広い規格に対する適合性を評価し、テスト対象のケーブルが各規格の要件を満たしているかを確認可能。適切な接続環境の選定やトラブルシューティングをサポート。

2. Power over Ethernet（PoE）検証

NSAによるPoEテスト – 高精度な電力検証機能を搭載

NSAは、IEEE 802.3af/at/bt規格およびUPoEに対応した、包括的なPoEテスト機能を備えた最先端の検証ツールです。現場でのPoE供給状況をリアルな環境でテストし、ネットワーク機器の安定運用を支援します。

NSAのPoEテストの特長

✅ 実際の負荷テスト – ジャックでのPoE供給をシミュレーションし、エンドデバイスの展開前に電力検証が可能。
✅ PD（Powered Device）エミュレーション – WAPやIPカメラなどのPoEデバイスを模擬し、適用可能な規格を確認。
✅ PSE（Power Source Equipment）との交渉 – PSEから供給される最大電力レベルを測定し、ネットワーク電源の最適化を実現。
✅ 継続的な電力モニタリング – 電力供給の変動をリアルタイムで監視し、不安定なPoE供給のトラブルシューティングに活用。
✅ DC抵抗のバランス測定 – Certi-Liteオートテストの一環として、DC抵抗の不均等を特定し、PoE伝送性能への影響を評価。

NSAのPoEテスト機能一覧
  • ジャックレベルでのPoE負荷テスト
  • 電流・ワット数・電圧の測定
  • PSEの検出と種類の特定
  • PDクラスの識別
  • PoEケーブルのペア特定
  • 長時間の電力負荷モニタリング

NSAのPoEテストを活用することで、安定したネットワーク電源を確保し、PoE機器の運用リスクを低減できます。

表示画面例

PoE規格選択画面例

IEEE 802.3bt（90W）、802.3at（30W）、802.3af（15.4W）、UPoE（60W） の各規格を選択可能。選択したPoE規格に基づき、電力供給の適合性を検証。

PoEテスト結果画面例

NSAによる PoEテスト結果 を表示。IEEE 802.3bt（90W） 規格を選択し、PSE（Power Sourcing Equipment）の検出、供給電圧（55.62V）、PSEタイプ、PDクラス8、および PoEケーブルペア（12-36, 45-78） を確認。割り当て電力（71.30W） の測定に加え、PoE負荷テスト の実施が可能。

PoEロードテスト結果画面例

NSAの PoEロードテスト により、電圧（51.49V）、電流（1.31A）、実測電力（67.20W） を測定。＋/−ボタンで10W単位の負荷調整 が可能で、供給電力の安定性をリアルタイムで評価 できます。

PoE外部負荷テスト結果画面例

NSAの PoEエクスターナルロードテスト により、電圧（51.66V）、電流（1.30A）、実測電力（67.28W） を記録。各ペアの SNR（信号対雑音比） と 受信電力（Rx Power） を測定し、PoE供給値の確認とSN比の評価が可能。

AD-NSAテストアダプター

AD-NSAテストアダプター(Certi-Lite、マルチギガ、PoE、ネットワーク接続)。※：ワイヤレスネットワーク接続ストには、オプションのEdimax EW-7822ULCデュアルバンドWi-Fi USBアダプタが必要です。お近くの小売店にてお買い求めください。

3. マルチギガビットリンク速度テスト

マルチギガビットオートテスト – 高速ネットワーク環境の信頼性を確保

ネットワークの高速化が進む中、10ギガビットイーサネットは企業のデータセンターから中堅企業のネットワークまで急速に普及しています。NSA（Network Service Assistant）のマルチギガビットオートテストは、ケーブルリンクが必要なネットワーク速度を確実にサポートできるかをワンボタンで簡単に検証できる強力なツールです。

主なテスト機能

✅ マルチギガビット速度認定 – 10/100 Mbps、1 Gbps、2.5 Gbps、5 Gbps、10 Gbpsまでのネットワーク速度を検証
✅ PoE負荷テスト – 802.3 af/at/bt規格、UPoE対応で実際の電力供給環境をシミュレーション
✅ QoS（品質保証）テスト – 信号対雑音比（SNR）を測定し、トラフィックやPoE負荷の影響をリアルタイム分析

実環境に基づいたパフォーマンスチェック

NSAは、PSE（電源供給機器）が存在する場合、PoEの負荷がかかった状態でSNRベースのテストを実施。これにより、実際の通信環境でのパフォーマンスを詳細に評価し、ワイヤ上のノイズがデータ信号に影響を与えないかを検証します。

NSAのマルチギガビットオートテストは、迅速かつ正確なネットワーク検証を実現し、高速通信環境の信頼性を確保するための最適なソリューションです。

  • 対応速度: 最大10Gbpsのリンク速度に対応。1G、2.5G、5G、10GBASE-Tの性能を信号対雑音比（SNR）で評価。
  • リアルワールドテスト: トラフィックやPoE負荷条件下でリンク性能を正確に測定。
表示画面例
NSAによるマルチギガビットオートテストの結果画面例

ケーブル長65.0mのリンクで2.5G、5G、10Gの通信速度を評価し、信号対雑音比（SNR）とマージンを測定。全速度で合格（PASS）を確認。

NSAによるマルチギガビットオートテストのマージン詳細画面例

ケーブル長65.0m のリンクにおいて、10G、5G、2.5G の各速度で SNRマージン をペアごとに測定。全レートで基準を満たしていることを確認し、安定した通信品質を評価可能。

NSAによるPoE（Power over Ethernet）テスト結果画面例

ケーブル長65.0m のリンクにおいて、PSEタイプ4、PDクラス8 を測定。供給電圧51.5V、電流1.3A、実測電力67.2W を確認し、高電力PoEデバイスの適合性を評価可能。

4. 光ファイバーテスト

NSA 光ファイバーテスト：高精度な検証とトラブルシューティング

NSAは、シングルモードおよびマルチモードのループバック光損失テストをサポートし、ネットワーク性能の評価とトラブルシューティングを強力に支援します。また、ハイブリッドパワードファイバーを使用する場合、電気導体の電圧テストも同時に実施可能。これにより、光ファイバーリンクの健全性やサポート可能なリンク速度を可視化し、最適なネットワーク設計をサポートします。

さらに、カスタマイズ可能な制限設定により、シングルモード・マルチモードの構内配線テストを柔軟に実施できます。

主要機能

✅ ループバック光損失テスト
長さ、遅延、マージン、損失、ネットワーク互換性を評価し、損失バジェットに基づいた詳細な測定を実施。

✅ ハイブリッド電力光ファイバーの電圧測定
デバイスの末端に適切な電圧レベルが到達しているかを検証し、電力供給の安定性を確保。

✅ スタンドアロン光源 & パワーメーター
デバイスの絶対電力を測定し、遠端のループバックコネクタや別の光源を使用して相対損失を測定。

✅ VFL（可視光ファイバーロケーター）搭載
光ファイバーの断線や端子・スプライスの不具合を特定し、配線の健全性を迅速に確認。

✅ USB視覚ファイバー検査プローブ対応
ファイバーコネクタの汚れや損傷を検査し、クリーニングが必要か判断可能。リファレンスケーブルやネットワーク機器のパッチコードにも適用可能。

✅ OTDRテストアダプター対応（マルチモード/シングルモード）
OTDR機能を活用し、ファイバーの破損や損失イベントの特定を迅速化。光損失テストが失敗する原因を明確にします。

✅ 📌 カスタマイズ可能な制限設定
シングルモード・マルチモードの構内配線テストにおいて、ユーザーの要件に応じた柔軟なテスト設定が可能。

NSAは、スマートビルディングやエンタープライズネットワークの導入・保守に最適な光ファイバーテストソリューションです。

対応アダプター
  • ループバックテスト
    • シングルモード：AD-NSA-SM-01
    • マルチモード：AD-NSA-MM-01
  • OTDRテスト
    • シングルモード：AD-OTDR-SM
    • マルチモード：AD-OTDR-MM
表示画面例
光ファイバー/電力テストの結果例

Fiber Power Cable の電圧は 56.15V。ケーブル長 23.30m、伝送遅延 116.50ns。850nm のマージン 0.81dB、1300nm のマージン 0.73dB を測定し、光ファイバーリンクの健全性と信号品質を確認。

ネットワーク規格互換性テスト結果例

1Gbit/s FC、1000BASE-LX、1000BASE-SX、1000BASE-FX、100GBASE-SR10、100GBASE-SR4 など、複数のネットワーク規格に適合。テスト結果はすべて 合格（✔） 判定。

OTDRテスト結果画面例

波長 1310 nm のテストで、反射損失（-32.60 dB） や 全体の損失（79.93 dB） を測定。測定ポイント（197m、295m） の反射特性を表示し、接続点や断線の特定をサポート。光ファイバーリンクの品質評価 や 障害検出の迅速化 。

5. 有線＆無線ネットワーク接続テスト

NSAは、有線・無線ネットワークの接続診断と可視化を提供し、トラブルシューティングやネットワークの移動・追加・変更（MAC）作業を迅速に実施できます。有線・無線共通のネットワーク診断機能を搭載し、ネットワーク全体の可視性を高めます。

ネットワークテスト＆クラウド画面

現在のアクティブインターフェース（Ethernet 1000Mb/s, Full Duplex） を表示。ネットワークテスト と Wi-Fiテスト の選択が可能で、有線・無線接続の詳細診断 や トラブルシューティング を実行可能。

共通機能（有線・無線）

✅ ネットワーク検出 – 接続デバイスの特定
✅ スイッチの詳細表示 – スロット/ポート/VLANの情報を取得
✅ IPアドレス管理 – 接続デバイスのIPアドレス一覧とMACアドレスを表示
✅ LAN情報の取得 – ゲートウェイ、サブネットマスク、DHCPサーバーの情報を確認
✅ トラフィック生成 – 任意のIPアドレスにデータ送信を実施
✅ トレースルート – 接続経路の遅延やボトルネックを特定
✅ Pingテスト – ネットワーク接続やインターネット応答時間を測定

BASE-T 有線イーサネット接続

🔹 ジャックの背後にあるデバイスの特定 – 物理的なネットワーク接続の詳細を取得
🔹 安定した接続評価 – 有線ネットワークのスループットを正確に測定

Wi-Fi イーサネット接続

🔹 SSID検出と信号強度（RSSI）の可視化 – 検出されたWi-Fiネットワークの一覧表示
🔹 Wi-Fiデッドゾーンの特定 – エリアごとのRSSI値を確認し、電波の弱いエリアを特定
🔹 Wi-Fiネットワーク接続 – 適切な認証情報を使用しSSIDに接続
🔹 インターネット接続テスト – 事前設定したWebサイトやカスタムURLへの接続と遅延測定

📌 注意事項
Wi-Fiテストには、オプションの「Asus USB-AC53 Nano（AC1200）」または「Edimax EW-7822ULC Wi-Fi USBアダプタ」が必要です。これらはオンラインストアで購入可能です。

表示画面例
ネットワークツール画面

NSAの 「Network Tools」メニュー では、ネットワークの診断やトラブルシューティング に必要な主要ツールにアクセス可能。Ping、TraceRoute、Traffic Generator、TCP Connect などを活用し、接続状況の確認、遅延の特定、パフォーマンス評価 を実施。さらに、Switch Detail や VLAN Discovery もサポート。

Wi-Fiネットワークテスト画面例

NSAの 「Wi-Fi Network Tests」メニュー では、接続中のWi-Fiネットワーク情報 をリアルタイムで確認可能。SSID、検出デバイス数、AEMテスターの台数 を表示し、Autotestやネットワーク診断ツール へのアクセスも容易。

Wi-Fiネットワーク一覧画面例

NSAの Wi-Fiスキャン機能 により、周囲の利用可能なWi-Fiネットワーク を一覧表示。各 SSID、チャンネル（Ch）、信号強度（dBm） を確認でき、最適なネットワークの選択を支援。リフレッシュボタン で最新のネットワーク状況を更新し、Wi-Fi Connect で選択したネットワークの詳細を確認可能。

Wi-Fi信号強度テスト画面例

選択した SSID「Sheldonopolis II 5」 の信号強度を詳細に表示。dBm値（-48）、IPアドレス、チャンネル情報、信号評価（Excellent） を確認可能。グラフ表示 により信号強度を視覚的に把握し、最適なWi-Fi環境の構築をサポート。

6. 使いやすさと耐久性

  • 直感的な操作性: 大型5.5インチタッチスクリーンとホットキーで簡単操作。
  • 現場対応設計: 高密度ゴム製ハウジングによる耐衝撃性と、8時間バッテリーによる長時間作業への対応。
  • ホットスワップ対応アダプター: アダプター交換時の自動調整機能で迅速かつ柔軟な作業を実現。

7. TestDataProによるデータ管理とクラウド連携

TestDataPro – テストレポート管理の革新

TestDataProは、NSAの全モデルに標準装備されたテストレポート管理ソフトウェア。PC版とクラウド版の両方を提供し、プロジェクト単位でテストデータを整理・分析し、カスタマイズ可能なレポートを生成します。

TestDataPro PC – 強力なローカル管理機能

✅ プロジェクト管理 – テスト結果を論理的なグループに分類
✅ 多様なレポート形式 – 単一サマリーや詳細レポートを作成
✅ 後処理での再認証 – 誤ったテスト基準でもソフトウェア上で修正可能

TestDataProテスト結果管理

複数のプロジェクトやロケーションのテスト結果 を一覧表示し、合否結果 を明確に示す画面。主要な測定項目として、挿入損失、リターンロス、NEXT、TCL、ACRF などのパラメータをグラフ化し、詳細な分析 を実施可能。さらに、使用ケーブルやプロファイル設定 も記載されており、テスト条件の確認に役立つ内容を提供。

TestDataPro Cloud – いつでもどこでもアクセス

✅ リアルタイム同期 – 有線・無線接続で即時クラウドアップロード
✅ 即時判定 – 合否結果を視覚的に確認
✅ PDFレポート作成 – 共有・保存が簡単

メタル線・光ファイバー・有線/無線ネットワーク・マルチギガ/PoEテストにも対応し、新たなサービス展開や収益拡大の可能性を広げる、次世代のテスト管理ツールです。

7. 活用シナリオ

NSAが持つ多彩な機能は、さまざまな現場での課題解決に役立ちます。以下では、具体的なシチュエーションごとに、NSAがどのようにその力を発揮するかをご紹介します。

1. スマートビルディング

PoE対応のスマートデバイスやIoTセンサーの接続確認や負荷テストに最適。シングルペアイーサネット（SPE）による長距離通信で広範囲な施設管理を効率化。

2. エンタープライズネットワーク

データセンターやオフィスのネットワークリンクを高速化。PoEデバイスの動作確認やスイッチの詳細情報取得で運用効率を向上。

3. ケーブル施工業者

施工後の配線テストを迅速化。Certi-Lite機能による高精度な評価と詳細レポートで顧客の信頼を獲得。

4. 教育機関やトレーニングプログラム

直感的な操作性と多言語対応で、基礎から応用まで幅広いトレーニングをサポート。

5. IoTおよび産業用ネットワーク

PoE機器や光ファイバーの状態診断、最大20kmに及ぶ長距離通信の評価を効率化。

6. 中小企業のネットワーク管理

簡単操作でトラブルシューティングを迅速化し、最小限の投資でネットワークの信頼性を確保。

NSAは、現場作業の効率化、コスト削減、精度向上に大きく貢献する革新的なソリューションです。お問い合わせやデモのご希望は、ぜひAEPジャパン株式会社までご連絡ください。

AEPジャパン株式会社の公式ホームページはこちら

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